テキーラ(Tequila)

テキーラの歴史はメキシコから始まったとされています。原住民の間では竜舌蘭の樹液を発酵させてできる醸造酒プルケが古くからかなり広く飲まれていました。16世紀になって蒸溜技術が入ってきます。、メキシコ各地でつくられていましたが、シェラ・マドレ山脈の北側に位置するハリスコ州テキーラ村のものが評判になり、主産地の名をとってテキーラと呼ばれるようになったのがはじまりのようです。日本で「テキーラ」が飲まれるようになったのは、1955年に「テキーラ」という歌の流行からと伝えられています。当時、日本産テキーラはありませんでしたが、この歌が大ヒットだった為、日本産テキーラが造られるようになりました。

日本人はテキーラの飲み方を知らない。世界では辛口評価をされています。なぜならテキーラは強いお酒故に、酔いたいが為に飲む人が多くいるからです。しかし、テキーラの良さは、単にアルコールが強いだけではありません。産地であるメキシコ人は、テキーラで酔う人はまずいないそうです。メキシコにもテキーラ以外のお酒があり、ビールも広く流通しています。しかし、メキシコ人がテキーラを愛する理由は、原産地である誇りと、安価な値段です。洋酒には多額の税金がかかりますが、原産地であるテキーラには税金がかかりません。こうした理由から、メキシコ人はテキーラを日常的に楽しんでいるというわけです。

現在、ハリウッドを中心に世界中でテキーラのブームが起きています。テキーラの飲み方、造られ方、味わいの違い、楽しみ方など、テキーラ専門のソムリエの資格ができる程、テキーラというお酒は奥が深いものです。最も美味しい飲み方は、まずライムを口で搾るようにかじります。これはレモンでも代用ができます。そして酸味がなくなる前に、テキーラを流し飲み、塩を一口なめて次に備えるというものです。お酒の中ではかなり異端な飲み方ではありますが、この方法がプロの飲み方となっています。ライムの搾りカスがテーブルの上に積みあがっていくのもワイルドな印象を与えます。やはりここはストレートでいきたいところです。テキーラのパンチの効いた味が全身を駆け抜けます。しかし、テキーラというお酒はアルコール度数が強いお酒でもあります。飲みすぎは体にもよくないですし、死に至ることさえあります。適度に楽しむという事も、お酒を飲む際のマナーと言えます。

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